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いつまでも生き生きと過ごすカギは健康寿命の延伸

高齢化における予防医学の役割と業務

超高齢社会の現在、予防医学という分野の注目度が上がっています。予防医学というのは、言葉通り病気にならない様に予防するという意味で、病気にならない様な身体づくりをするという取り組みを指します。特に、高齢者になると年齢的に体力や免疫力が低下し、医療機関への受診が増える為、病気になってから治療するのではなく、病気にならない様にする事を目的としています。

予防医学では、「健康増進」「早期発見・早期治療」「リハビリ」の3つの領域があります。健康増進では運動指導者の指導の下で、適度な運動を行って病気やけがの予防に繋げます。健康診断や予防接種を受ける事も、健康増進に繋がります。早期発見は病気の重篤化を防ぐ為のもので、早い段階で治療を行うものです。早期発見をして早期治療をするのは患者の負担の軽減だけでなく、医療機関側の負担の軽減にもなります。リハビリは、発症した病気の再発防止の為に行うものです。

予防医学の観点から看護師ができることは、高齢の方への体調管理です。高齢の方は体力や免疫力が衰える事で、若い人が患うことが少ない病気を発症する事が多いからです。予防医学の分野をメインに取り組む看護師は、保健センターや検診センターなどで活躍しています。保健センターでは、地域住民の健康相談に乗ります。検診センターでは、心臓等の循環器系の検査を行うMRI等のチェックから、企業、オフィス、学校等の様々な機関を回って検診を行う仕事まであります。看護師はこのような業務を通じて、地域の健康寿命延伸に貢献できるほか、自分自身や自分の家族のための健康管理にも役立つ知識を得る事ができるでしょう。
そのほか、健康寿命や予防医学についてもっと詳しく知りたい方はコチラ→→看護師だからこそ!予防医学を知ろう