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いつまでも生き生きと過ごすカギは健康寿命の延伸

健康寿命を伸ばすのに必要な予防医学

日本は世界的に見てもトップクラスの長寿国です。また、それだけにとどまらず「健康寿命」という自分の力だけで日常生活が送れる寿命の長さについてもトップクラフを誇ります。ただし実際の平均寿命と健康寿命の差は広がっていく一方だと言われていて、平均寿命と健康寿命の年齢差を見ると男性がおよそ9歳、女性に至ってはおよそ12歳もの差があると言われています。このままいけば高齢者の数は増えるばかりなので、平均寿命と健康寿命の差が広がっていくことは何としても止めなければいけません。

これまで日本の医療は、病気になったあとで治療をする、病気になっていないかを検査を行うというように、病気の発見・治療を主な目的としている分野に重きが置かれてきました。これから先も同じような医療を続けていくと、社会保障費がどんどん増加していき、医療や福祉関係の財政は破綻すると言われています。そのため予防医学の重要性が急速に高まっており、日本政府も国を挙げて取り組まなければいけない事の一つとして捉えるようになってきました。

予防医学というのは簡単に言えば寿命が尽きる最後の日を迎えるまで自分のことが自分でできるような体を維持していくことを目的とした医学です。そのため、食事や運動など、正しい生活習慣を自分自身で行えるような方法についてアドバイスを行うようになってきています。健康寿命が長い人が多くなればそれだけ必要な医療費も少なくなり、社会福祉もこれまでの水準を維持できるようになるでしょう。